DON-AN 曇庵

 

in MANNSION HABU

羽生邸(日の出町) 2002.09.23〜29

 

 

 

 

 

 

 真行草の三室揃った 数寄屋造りでの展示は。驚きに充ちていた。

初めは照明や構造物の持ち込みを考えていたが、展示を始めると、そうした物は邪魔でしきりなかった。

絵が屋敷の暗い室内と黒い壁に掛かると、無人だった建物に生命が宿るのを感じた。

 

座敷前の庭と、塀の外の山を従えたこの屋敷の造りの粋を初めて知った。

会期中には夕立もあり虹も架かり、来訪者は時によっては暗い床の間ににじり寄って絵を覗いて行く。

水墨画の本来置かれるべき場所を識るおもいだった。

 

 

photo by Watanabe Kiyomi